給水管更生工事用二液型エポキシ樹脂塗料の安全性について

週刊新潮の10月20日号及び27日号に掲載された「水道が危ない」という記事に関しまして、「給水管更生工事用二液型エポキシ樹脂塗料の安全性について」、日本管更生工業会の見解は下記のとおりです。

給水管更生工事用塗料は、コールタール系エポキシ樹脂とは全く異なる二液型エポキシ樹脂塗料であり、主剤と硬化剤が適正に混合された塗料は、重合反応により高分子化され、エポキシ樹脂硬化物として強固な塗膜となるので、物性的に変化いたしません。従って、その塗膜は公的機関での浸出試験(JWWA K 135およびJWWA G 112)においてアミン類は「検出せず」との結果が出ており、安全と考えています。

なお、給水管更生工事用塗料に使用されている硬化剤は「変性脂肪族ポリアミン」と「変性芳香族ポリアミン」の2種類があります。

「変性芳香族ポリアミン」の原料成分であるMDA(メチレンジアニリン)は、コールタールから抽出されるものではなく、化学的に合成されたものです。

MDAは、文中において発がん性が最も危険視された成分のように記載されていますが、MDAそのものは、IARC(WHOの付属機関である国際がん研究機関)では、グループ2Bに分類されています。

IARC分類(出典:IARCホームページ)

グループ1 発がん性がある 87種
グループ2A おそらく発がん性がある 63種
グループ2B 発がん性があるかもしれない 232種
グループ3 発がん性を分類できない 496種
グループ4 おそらく発がん性がない 1種
* グループ2Bには、コーヒー、漬物等も分類されています。